MAS社 GNDインサートホルダについて
MAS社はドイツのレオンベルグにある切削加工の現場に30年以上携わってきたエキスパート集団です。現場で発生する様々な課題に対してあらゆる角度から分析、検証し、工程の最適化に取り組んできました。
GNDインサートホルダは、住友電工ハードメタル社製のGNDインサートのユーザー様からの要望を受けてMAS社が開発した切り屑処理と刃先の冷却性を同時に改善する為の解決策です。
MAS社製GNDホルダの特徴
1.GNDインサート専用設計です。(GNDインサートは住友電工ハードメタル社製の溝入れ、突っ切り加工用インサートです。)
銅管曲げ不要、誰でも同じように簡単に刃先に
切削液を供給できます。
(ホルダの中を通ってインサート近く上下2方向からクーラントを刃先に届けます。)
2.カートリッジ式だから段取り替えも簡単
異なる溝巾の加工もカートリッジを交換するだけで対応できるので、シャンクを1本持っておけば
工具保管スペースを削減できます。
(バイトが痛んでしまっても先端のカートリッジを取り換えるだけですぐに使えます。)
3.二つのクーラント接続口
背面側からホース接続できるだけでなく、底面にも接続口を設けてあります。
(背面側にR1/8のめねじが切ってあります。)
(底面側にもクーラント接続口を設けてあります。使い方は下記をご参照ください。)
・高い刃幅精度で定評のあるGND型インサートを取り付けることができます。
・インサートを取り付ける先端のカートリッジ部分を交換すれば異なる溝巾の加工ができます。
・一般的なホース接続以外に、AQUA-Gなどのホルダと組み合わせてホースレス接続にも対応しています。
*ホースレス接続について:GNDホルダには底面にクーラント接続口があります。AQUA-Gなど、タレット用ツールホルダには底面接続に対応しているものがあります。これらを組み合わせることで面倒なホース接続無しで、タレット端面からツールホルダの中を介してバイトにクーラントを供給することができます。
(バイトの底面と接する部分にクーラント接続口を設けてあります。)
(GNDホルダとAQUA-Gを組み合わせることでホース無しでバイトの中を通して刃先近くからクーラントを供給できます。)
ホースレス接続対応可能なタレット旋盤用ツールホルダのラインナップ(2019/7/16時点)
*VDI30、VDI40、VDI50
*中村留精密工業製 WT-150
*シチズンマシナリー製 ミヤノ機 ABX64SY
30%
従来住友電工ハードメタル社製GND型インサートを使っていたユーザー様が、ホルダをMAS社製に
変えました。ホルダの内部を通ってインサート付近から加工点めがけてクーラントを確実に供給できるようになりました。結果として工具寿命が30%
向上しました。(ドイツでの事例)
工具選定の進め方
1.GNDカートリッジを選ぶ
現在使っているGNDインサートの型式にあうカートリッジを選びます。
2.シャンクを選ぶ
20□、25□どちらかを決めます。
3.ホース、継手を加える
ホースや継手は市販品を使用できます。同時購入を希望される場合はお問い合わせください。
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