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YAMADA Solution

旋盤で六角穴、四角穴を加工するブローチツール

ブリゲッティ ブローチツール

汎用旋盤、CNC旋盤、マシニングセンタで六角穴や四角穴の加工をする為の工具、ブリゲッティ ブローチツール

 

 

ブリゲッティブローチツールは下穴加工をしたワークに六角形/四角形になっている刃物(ブローチ)を押し込んで切りくずを奥に押しのけることで六角穴や四角穴の形状を得る為の工具です。旋盤加工時にはワーク回転、マシニングセンタで使用する際にはツール回転で使用します。

 

(加工原理についての説明)

 

(奥側に押し込まれた切り屑の様子)

ブローチツールの適さないワーク

・精密な寸法、正確な形状の成形が要求される。

→ブローチツールはレンチを入れる為の六角穴/四角穴を加工する為の工法です。精密な寸法を再現することはできません。下穴の推奨値が六角の対辺よりも大きくなっている為、加工後の対辺にRが残ります。ワイヤー放電で加工したワークのような正確な六角穴/四角穴加工を得ることはできません。

(対辺にRが残っている四角穴加工後のワーク)

 

(対辺にRが残っている六角穴加工後のワーク)

・下穴深さギリギリまで六角穴加工が要求されている。

→ブローチツールでは切り屑が奥に押し込まれていく為、切り屑を逃がす為のスペースが必要になります。ドリルの肩まで六角穴加工を、という図面指示の場合、ブローチツールを使用することはできません。プレス加工を検討されたほうがいいでしょう。

(図1 下穴深さの目安と加工深さのイメージ)

 

(下穴加工と六角加工後のイメージ、赤線は六角穴に対して5%大きくした場合)

ブローチのL1寸法(カタログに記載)より長い六角穴/四角穴加工が要求されている

→ブローチツールはホルダの芯とブローチ(刃物)の芯が刃先で交わる設計になっています。刃物を長くしてしまうと交点と刃先がズレてしまう為加工が成立しません。故にブローチのL1寸法を超える長さ(深さ)の加工にはブローチツールは使用できません。ブローチ盤やワイヤー放電加工を検討したほうがいいでしょう。

 

 

ホルダの選定について

ブローチツールのホルダには切り屑を奥に押し込んでいこうとする力(スラスト推力)に耐える為のベアリングが内蔵されています。ホルダの型式の数字(G16,G12Bなど)が大きくなるほどより大きなベアリングが内蔵されています。更にブローチ(刃物)のシャンク部分も太くなっておりより剛性が高い作りになっています。搭載を予定している機械の懐の大きさと重量制限が許す限り、より大きなホルダを使用することが推奨されます。

ホルダの推奨順位 G16型>G12型>G12B型>G8型

G12Aを使用するのはどんな時?

(G12Aシリーズ)

G12シリーズで弊社がメインで取り扱っているのはG12B型になります。それはシャンクサイズが日本の工作機械にあっていること、ボディの大きさが大きすぎず小さすぎないという特徴故になります。G12シリーズにはG12Aという他のホルダと少し形が異なるホルダがあります。G12Aは他のG12シリーズと同じような加工に加え、下図のように深い穴の底部分に加工をする、という特殊な用途向けに使用されます。このような用途で使用しない場合にはG12Bを推奨します。

ブローチ(刃物)の選び方

ブローチツールは刃物の寸法精度がそのままワークに転写されるという考え方に基づいて設計されています。刃物の製作公差についてはカタログの”A”部分を参照してください。この表に無いサイズ、公差指定品、六角形や四角形以外の形状も特殊品として承っております。お気軽にご相談ください。標準品は切れ味重視のノンコートハイスとなります。

 

トルクス、トルクスプラス用の刃物も準備しています。

よくあるご質問

Q1 どのような機械で使われていますか?
A1 主にCNC旋盤で使用されています。
汎用旋盤やMCで使うこともできます。

(当社では小型の卓上旋盤を用いてデモンストレーションをしたことがあります。)


Q2 ミーリング機能の無い旋盤で使用できますか?
A2 使用できます。旋盤で使用する際には工具側を回転させる必要はありませんのでボーリングバーホルダ等に取り付けて加工することができます。

(ヤマザキマザック社QUICK TURN NEXUS250-Ⅱ MYに取り付けられたブローチツール)


Q3 被削材の種類と硬度はどの程度まで実績がありますか?
A3 黄銅・銅・アルミニウムはもちろん、一般的な鋼(S45C,SS400など)やステンレス(SUS304やSUS316)でも実績があります。目安としてHRC24未満で引っ張り強度が60kgf/㎜2以下のものに向いています。勿論搭載する設備や加工するサイズとの兼ね合いによります。

(ヤマザキマザック社QUICK TURN NEXUS250-Ⅱ MYで加工したワーク、

ワーク材質 16NiCr4 対辺16mmの六角穴加工)

 

(ヤマザキマザック社QUICK TURN NEXUS250-Ⅱ MYで加工したワーク、

ワーク材質 ニッケルクロムモリブデン鋼39NiCrMo3 対辺5/8”の12角穴加工)


Q4 精度要求の厳しい六角穴加工ができますか?
A4 六角レンチ用の穴を作ることを想定し設計されたツールなので要求精度がうるさいワークには適しません。


Q5 切削油剤は必要ですか?

A5 はい必要です。HSSの刃物を使って切りくずを押し込むように加工していくので、潤滑性や冷却性を考えてウェット加工を推奨します。

 

Q6 注意すべき点を教えてください。
A6 ①ツールとワークのセンターが一直線であること
②下穴の深さと大きさが十分であることの2つは特に重要です。

 

Q7内径ではなく、外径を六角形にしたり、山数指定のあるギザギザにしたりすることは可能ですか?

A7外径加工用アダプターを使えば、外径加工をおこなうことも可能です。但し注意点として

①内径加工より大きなスラスト推力が必要になること②加工原理上表面の仕上がりがいまいちであることに注意が必要です。

(ブローチツールで外径加工したワークのサンプル)

(外径加工テストの様子。下径の表面からそいだ切り屑を奥に押し込んでいく様子が分かります。内径加工の場合にも同様の現象が穴の中で起きています。)

Q8 ブローチツールを検討するにあたって注意すべきことはありますか?

A8 一般的な旋削加工と違って切りくずを奥へ押し込んでいくブローチツールでの加工では加工する六角穴/四角穴のサイズ、下穴の大きさによっては非常に大きなスラスト推力が必要になります。これまでにも、同じ工具を使ってもA社の機械では加工ができるがB社の機械では加工ができない、同じ型式の旋盤が2台あるが1台目では加工ができるのにもう一台の機械では加工中に過負荷で止まってしまうなどといったケースがありました。被削材種類、下穴サイズ、加工サイズの組み合わせごとに必要なスラスト推力を推測することはできません。本格的な導入を検討する為の手段として、

貸し出しデモ機を準備しています。(刃物は別売)デモ機の種類等については別途お問い合わせください。

ホルダとブローチのラインナップ

 

 

 

 

 

 

 

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